自死遺族会

誰かが自殺すると、どういうわけか、自殺者が続いたりする。

これを専門的には、群発自殺などというのたけど。

実際にあった著名な例としては、岡田有希子が自殺した後、多くは10代の若者だったけど、次から次へと自殺した。

時代劇などで良く見るけど、主君が亡くなったあと(主君は病死なんだけど)、過信が次から次へと切腹したりするのも、ある意味、この群発自殺。最近では、とある台湾企業の工場で、これが起こった。

そして、、、

遺族の”後追い”自殺も、広い意味では、これにあたる。

自殺対策は、単に、誰かが自殺したでは終わらない。実は、遺された遺族のケアも大事なのだ。

 

遺族の心境は、とんでもなく喪失感と、何で死んだの?という納得いかない感情から始まるのだと言われている。どうして死んだのか、その理由を知りたい。そんなとこかもしれない。

自殺は、病気や事故とは違う。本来、死ななくても良いものが死ぬのだから、とても理不尽に思うのかもしれない。

そして、しだいに、自殺したのが、実は自分のせいなのではないかなどと、自責するようになる人もいる。子どもを亡くした夫婦などは、夫が、妻に、「お前のせいで〇〇は死んだ」などと言って責めるケースもある。ホントは、夫も、やり場のない思いを妻にぶつけているだけなんだけど、言われた方は、たまったもんじゃない。

そして、だんだんと、自分も鬱状態になり、自分も”後追い”してしまう、なんてケースもあるのだ。

 

そんな人たちばかりではないだろうけど、全国いたるところに、こんな人たちの自助グループがある。調べてみると、都道府県に少なくとも1グループは存在している。

 

こんな事を言う人がよくいる。

“本人が死にたいと言ってるんだから、善人面して、余計なことせず、死なせてやればいい”

でも、

死に至るまでには、いくつかの原因がある。男女の問題だったり、経済的な問題だったり、差別やイジメや虐待だったり。何かしらの社会的原意があって、鬱状態になり、しに至るケースが多いのだ。

何にもなくて、死を望む人なんていないんじゃない?、って。

そして、その人の自死は、身近な誰かの自死を誘発するかもしれない。

それは、ある意味、強制された死で、時に、ウィルスのように感染するのだ。

 

とある日、ボクは、県内の自死遺族会の代表の方に、コンタクトをとった。

代表の方は、高齢の女性だった。本人も、息子さんを自殺で亡くされたらしい。

突然の電話にも関わらず、その方は丁寧に対応しくれた。自分と同じ境遇に、ある日突然立たされた、妻や母や、夫や父、そうした人を救いたいって、気持ちが伝わってきた。

少しでも参考になればと、その人から資料が届く。

パンフレットや文集などだ。

冊子の形になった文章を開いて呼んでみると、しんどい、悲しい、寂しい、そんな気持ちがダイレクトに伝わってくる。とても最後まで読み通せなくて、途中で本を閉じてしまった。

 

閉じてしまってから、お礼状を書こうと思った。

便箋が切れていたので、近くの(と言っても車でたっぷり20分はかかる)文房具屋へ。最近は、あまり手紙を書く習慣がないのか、ろくな便箋がない。

お店のおばちゃんに、花の絵とか描いてあるようなものない? って聞くと、そのおばちゃんは、梅の花が描いてある便箋を出してきた。

“ダメじゃん、季節が全然ちがうよぉ~、おばちゃ~ん・・・”

“あはは、そうだねぇ~、じゃあ、これはどう?”

花の絵はないけど、和紙で作られた、落ち着いた感じの便箋を買った。500円もした(泣)

 

拝啓 紫陽花の花が雨に映える季節となりましたが、〇〇様には、ご健勝のこととぞんじます。

                ~

今年は、例年より早い梅雨入りとなりました。季節の変わり目は体調など崩しやすいですが、どうぞ、お身体、ご自愛ください。それでは、失礼いたします。                    敬具

こんな感じの手紙を送った。

 

そして、今日、その代表者の方から電話がかかってきた。

「いやぁ、すごく丁寧なお手紙もらって。私ね、市役所の方からこんな丁寧な手紙もらったの初めてです。何だか、うるっときちゃって、、、、どうもありがとう」

 

最近、いろいろありすぎて、疲れてたんだけど、ちょっぴり元気が出た。

 

2013.5.鎌倉文学館の道2013.5.25

よし、帰りに牛丼食べて、帰ろう^^

 

以前のボクは、疲れてると、彼女に、よりかかろうとしていた気がする。

何とも不甲斐ない奴だった。でも大丈夫だ。

一人で歩ける。

たぶん、、、、、

 

でも、こうも思う。

ボクの力は、相も変わらず、とても小さくて、何もできなくて。。。

 

 

 

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自死遺族会 への4件のフィードバック

  1. ク~ より:

    死にたくなる程くるしかったんだね…
    くるしかったんだよ…
    そう肯定してあげてください
    誰のせいでもない
    そういい続けてあげてくださいね

    • タマ。 より:

      ク~姐さん、、、
      死んでしまった人たちを否定するつもりはないけど、自死を肯定するつもりもないんです。
      中には、乗り越えられたかもしれない、死なずに済んだ命もあったかもしれないと思いますとね。
      今回、自死遺族会の人と、話しみて、そういう気持ちが強くなりました。
      ボクは、甘ちゃんですかね?

  2. ク~ より:

    理想論は死を選ぶのはダメだけど、肯定し続ける事で救われる事もあると思います…私的見解ですが(^_−)−☆

    • タマ。 より:

      姐さん、返事遅れてごめんなさい。
      先日記事に書いた統合失調症の人が、また色々やってくれちゃって、てんやわんやでした。包括支援センターの職員と、頭を抱えましたよ(笑)

      答えになってるかどうか分からないけど、この3年間、ボクも勉強しました。
      自殺にはメカニズムがあります。自死した人の7割ぐらいは、遺書を残さないか、1,2行の簡単なものしか遺していないんです。で、そのうちの半数以上は、直前までアルコールを飲んでいるんです。
      とにかく苦しいでしょう。先が見えなくて。
      で、急性の鬱病になっている。そこへアルコールの過剰摂取をし、訳がわかんない状態のとき、と突然思い立って、発作的に死ぬ、というケースが多いんです。

      大抵は、酔ってなければ、誰かが気づいて早期の治療と、不安材料の取り除きをしてあげれば、死なずにすんだとも言われています。それから、苦しかったんでね、今までよくがんばったね、という言葉は、遺族の前では厳禁です。この言葉で、さらに苦しかった故人に気づかなかったという自責の念をつのらせて、”後追い”をうみかねないからです。
      自死遺族への最初の言葉は、”あなたは悪くない”です。

      自死した故人を否定しないけど、自死を肯定もしないといったのは、こういうわけなんです。

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